算定基礎届等の提出

算定基礎届とは

健康保険・厚生年金保険の被保険者の保険料や将来の年金額等を決めるための「標準報酬月額」を決定するために、4～6月の報酬額を日本年金機構に届け出るものです。

つまり、この届出によって保険料額が決まるのです。

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届出の方法

届出自体はとても簡単ですので、あっという間に終わります。
ですが、その前に注意事項があります。

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準備するもの

• 4～6月に支払った給与・報酬の金額
• 個人番号（マイナンバー）※70歳以上の対象者についてのみ

役員だけで、報酬が毎月同じ金額の場合、ものすごく簡単です。5分で終わります。

その他、給与の現物支給があるとか、勤務日数が短い社員がいるとか、パートタイマーの社員がいるとか、イレギュラーがある場合は、日本年金機構が出している「算定基礎届の記入・提出ガイドブック」をご参考にしてください。

定時決定（算定基礎届）｜日本年金機構 (nenkin.go.jp)

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「届出用紙」による提出

日本年金機構から送られてきた届出用紙に必要事項を記入して、郵送します。

届出用紙には事業所や被保険者の基本情報があらかじめ印字されていますので、同封の「算定基礎届の記載例」を見ながら数字を埋めていけば完成です。

新たに対象になった方がいない（もしくは手書きが苦にならない程度の人数）でしたら、この方法が簡単です。

記入が終わったら、届出用紙を同封の封筒に入れて「切手を貼り（もしくは郵便局の窓口に提出）」、郵送します。

封筒の右下の事業所欄に記入し、「行」は「御中」に直してから郵送しましょう。郵便料金を節約するため、定形封筒に宛先と送付者情報を書いて送っても問題ありません。

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電子申請による提出

日本年金機構から送られてくる書類には、電子申請により提出する場合は

1. 手続方法1：GビズIDを利用する場合
2. 手続方法2：e-Govを利用する場合

とありますが、e-GovもGビズIDで利用できます。

以下、e-GovからGビズIDを利用して申請する場合のご説明をします。

e-Govにアクセスします。

e-Govにログインするためには、e-Govアカウント、GビズID、Microsoftアカウントのいずれかが必要です。

いずれかがあればログインはできますが、GビズID以外の場合は、申請に電子証明書が必要です。GビズIDは取得に1週間以上掛かりますので、GビズID未取得で、時間に余裕がない場合は届出用紙による提出が無難です。

ただ、今回は使えないかもしれませんが、GビズIDをお持ちでない場合は取得しておくことをおすすめします。補助金の申請などにも必須になってきていますから、この機会に取得しておきましょう。

e-Gov電子申請アプリケーションのインストールがお済みの方は起動、お済みでない方はインストールして起動しましょう。 起動したら、用意したアカウントでログインします。

手続検索から「算定基礎届」を検索します。

すると3件の結果が表示されます。

対象者の人数が多い場合は「CSVファイル添付方式」を、少ない場合は「健康保険・厚生年金保険被保険者報酬月額算定基礎届（単記用）（２０１９年５月以降手続き）」または「厚生年金保険７０歳以上被用者算定基礎届（２０１９年５月以降手続き）」を選びます。

この記事をご覧の方は、対象者が少ないことがほとんどだと思われますので、「健康保険・厚生年金保険被保険者報酬月額算定基礎届（単記用）（２０１９年５月以降手続き）」についてご説明していきます。「厚生年金保険７０歳以上被用者算定基礎届（２０１９年５月以降手続き）」についても、対象者が異なるだけで、基本は同じです。

青で囲んだ中には、日本年金機構から送られてきた届出用紙あらかじめ印字されている内容を転記すれば大丈夫です。

赤で囲んだ部分は、同封されてきた「算定基礎届の記載例」を見ながら書いていただければ、何も難しいことはありません。

⑳の個人番号は70歳以上の場合のみ、㉑の備考は該当する場合のみ記入してください。

ご丁寧に届出用紙とほぼ同じレイアウトになっているので、迷うことはないはずです。

そして紙を模したのか、なぜか⑯合計、⑰総計や⑱平均額なども自動計算されませんので、自分で計算して入れてください。紙と同じです。

入力が終わったら、提出先を選択して、内容を確認に進んでください。

申請内容確認ページが表示されますので、確認して問題が無ければ、「提出」ボタンを押して完了です。